FXの自動売買を行う前提で、ABLENETが提供しているVPSサービスについて調査しました。
10日間の無料試用期間が魅力の国内業者です。
提供プラン
ABLENETのVPSはLinux系のOSも選択できますが、今回はMT4/MT5/cTraderを動作させることが簡単なWindows系のOSを選択できるプランを取り上げます。
また、自動売買を行うのに「リモートデスクトップサービス(RDS)ライセンス(月額1,320円)」が、VPSに接続するユーザーの数だけ必要になります。
だいたいの人は1人だと思うので、以下のプランの価格には1人分のライセンス料金を含ませています。
Windowsプラン(仮想デスクトッププラン)
Windows系のOS専用のプランです。
”仮想デスクトッププラン”という名前なのに「リモートデスクトップサービス(RDS)ライセンス」が含まれていないので注意が必要です。
また、Win1~4プランでメモリを増量中です。
期間についての記載はありませんが、増量したメモリは契約更新後にも引き継がれます。
プラン名 | Win1 | Win2 | Win3 | Win4 | Win5 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仮想CPU数 | 2 | 3 | 4 | 5 | 8 | |||||
メモリ容量 | 2GB | 3.5GB | 6GB | 10GB | 16GB | |||||
ストレージ容量 | SSD 60GB or HDD 100GB | SSD 120GB or HDD 100GB | SSD 150GB or HDD 200GB | SSD 150GB or HDD 200GB | SSD 150GB | |||||
回線速度 | 200Mbps 共用 | |||||||||
転送量 | 無制限 | |||||||||
OS | WindowsServer 2022 / 2019 / 2016 | |||||||||
価格*2 | 新規 | 通常 | 新規 | 通常 | 新規 | 通常 | 新規 | 通常 | 新規 | 通常 |
初期費用 | 無料 | SSD 2,178円 HDD 0円 | 無料 | SSD 4,477円 HDD 2,281円 | 無料 | SSD 5,929円 HDD 3,435円 | 無料 | SSD 9,438円 HDD 5,739円 | 無料 | 10,890円 |
1か月*1 | 3,251円 | 4,052円 | 3,941円 | 4,842円 | 5,486円 | 7,337円 | 7,514円 | 10,228円 | 17,321円 | 18,838円 |
6か月*1 | 18,266円 ↓6.36% | 22,739円 ↓6.47% | 21,576円 ↓8.75% | 26,680円 ↓8.16% | 31,259円 ↓5.03% | 41,658円 ↓5.37% | 42,433円 ↓5.88% | 57,420円 ↓6.43% | 98,960円 ↓4.78% | 108,064円 ↓4.39% |
12か月*1 | 34,876円 ↓10.60% | 42,324円 ↓12.96% | 40,669円 ↓14.00% | 50,208円 ↓13.59% | 57,719円 ↓12.32% | 77,006円 ↓12.54% | 79,734円 ↓11.57% | 106,961円 ↓12.85% | 189,644円 ↓8.76% | 207,852円 ↓8.05% |
*2:新規価格はホームページからの申し込み限定。更新時は通常価格になる。
VPSプラン
Windows系のOSを選択するためには「WindowsServerオプション(月額1,425円)」が必要になります。
また、V3とV4プランでメモリを増量中です。
期間についての記載はありませんが、増量したメモリは契約更新後にも引き継がれます。
プラン名*1 | V1 | V2 | V3 | V4 | V5 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仮想CPU数 | 2 | 3 | 4 | 5 | 8 | |||||
メモリ容量 | 1.5GB | 2.5GB | 6GB | 10GB | 16GB | |||||
ストレージ容量 | SSD 40GB or HDD 100GB | SSD 60GB or HDD 200GB | SSD 100GB or HDD 400GB | SSD 200GB or HDD 800GB | SSD 200GB | |||||
回線速度 | 200Mbps 共用 | |||||||||
転送量 | 無制限 | |||||||||
OS*2 | WindowsServer 2022 / 2019 / 2016 | |||||||||
価格*4 | 新規 | 通常 | 新規 | 通常 | 新規 | 通常 | 新規 | 通常 | 新規 | 通常 |
初期費用 | 無料 | SSD 1,815円 HDD 無料 | 無料 | 3,435円 | 無料 | 4,587円 | 無料 | 6,892円 | 無料 | 9,680円 |
1か月*3 | 3,979円 | 4,221円 | 4,912円 | 6,757円 | 9,407円 | 17,023円 | ||||
6か月*3 | 23,222円 ↓2.73% | 24,214円 ↓4.39% | 28,086円 ↓4.70% | 38,458円 ↓5.14% | 52,978円 ↓6.14% | 97,782円 ↓4.26% | ||||
12か月*3 | 44,556円 ↓6.69% | 46,492円 ↓8.21% | 53,348円 ↓9.49% | 74,150円 ↓8.55% | 101,808円 ↓9.81% | 188,304円 ↓7.82% |
*2:Linux系のOS上でWindowsアプリを動作させることもできなくはないが、無難なWindows系のOSを選択。
*3:Windows系のOSを選択するためのオプション料金(1,425円/月)と、1人分のRDS SAL(リモートデスクトップを使用するためのライセンス)の料金(1,320円/月)を含んだ価格。
*4:新規価格はホームページからの申し込み限定。更新時は通常価格になる。
プランの比較
価格もスペックもほぼ同じです。
下位プランについては、メモリ増量中であれば”Windowsプラン(仮想デスクトッププラン)”のほうが少し割安に見えます。
上位プランは新規であれば”Windowsプラン(仮想デスクトッププラン)”、通常であれば”VPSプラン”のほうが少しお得に見えます。
長期契約したときの割引率は”Windowsプラン(仮想デスクトッププラン)”のほうが全体的に高めです。
最低利用期間
なし
サーバー設置場所
大阪
支払方法
クレジットカード(毎月払い、半年払い、年払い)※取り扱いブランドについては記載なし
コンビニエンスストア払い(半年払い、年払い)
運営会社情報
運営会社:株式会社ケイアンドケイコーポレーション
所在:大阪
設立:1998年
評判
X(エックス)で検索したところ「動作が重い」、「通信速度が遅い」、「再起動した」といった評価が少数ありました。
その他の特徴
・最大10日間のお試し期間あり
1契約者1回限りですが、最大10日間の試用期間があります。
試用期間が終了するとサーバーが停止します。(自動的には本契約へ移行しません)
・リソースの変更が可能
契約後にメモリ容量などを変更することができます。
リソース | 単位 | 月額 |
---|---|---|
メモリ*1 | 512MB (0.5GB) | 550円 |
仮想CPU*2 | 1コア | 550円 |
ストレージ*3 | 10GB | 550円 |
*2:コア数がV1/Win1=4個、V2/Win2=6個、V3/Win3~V5/Win5=8個になるまで追加可能。たとえばV1プランの場合、もとが2個なので追加できるのは2個まで。
*3:HDDのみ追加可能。SSDは不可。
まとめ
無料でできる10日間の試用期間があるので、お試しはしやすいと思います。
価格的には、初回契約でメモリ増量中の“Win3”、”Win4”プランなら『格安なVPSを探してみた 』で比較したプランの中でも安いほうだと思います。
あとは、全体的に上位プランと比べて下位プランのほうが割高な気がします。