うっかりしていたんですが、そもそもFX業者の調査をはじめたのはXAUUSD(GOLD)のマイナススワップが少ないところを探すためだったんだということを思い出しました。
スワップフリーサービスを提供している業者があることを知って完了した気になっていましたが、念のため各社のスワップを比較してみようと思います。
なお、比較対象の業者はMT4/MT5/cTraderのいずれかで自動売買できて、かつスワップ値を公式サイトで公表しているところです。(確認日時:2024/04/15 18:00 ~ 19:00)
買いスワップ + 売りスワップ
まずは買いスワップと売りスワップの合計が大きい順に10社を抽出しました。
買いと売りを均等に取引を行う場合に取引コストが抑えられると考えられます。
業者(口座タイプ) | 買いスワップ | 売りスワップ | スワップの和 |
---|---|---|---|
XMTrading(KIWAMI極口座) | 0 | 0 | 0 |
FXTRADING.com | -13.76 | 7.5 | -6.26 |
BigBoss | -30.59 | 18.96 | -11.63 |
FXGT.com*1 | -23.1 | 7.1 | -16 |
FXDD | -39.33 | 18.78 | -20.55 |
FxPro | -37.75 | 16.25 | -21.5 |
TitanFX | -38.66 | 15.38 | -23.28 |
FBS | -29.9 | 6.05 | -23.85 |
IS6FX | -36.33 | 10.54 | -25.79 |
AXIORY | -39.41 | 11.359 | -28.051 |
買いと売りのスワップの和がプラスになる業者はありませんでした。
そのため、スワップフリーの”XMTrading(KIWAMI極口座)”がトップになりました。
”FXGT.com”もポジションを建ててから一定期間はスワップフリーであることを考慮すると、かなりコストを抑えられそうです。
”FXTRADING.com”はスワップフリーではありませんが、それでも十分コストを抑えられそうです。
買いスワップ
次に買いスワップの大きい順に10社を抽出しました。
取引が買いだけとか、あるいは買いに偏っている場合に取引コストが抑えられると考えられます。
業者(口座タイプ) | 買いスワップ | 売りスワップ | スワップの和 |
---|---|---|---|
XMTrading(KIWAMI極口座) | 0 | 0 | 0 |
FXTRADING.com | -13.76 | 7.5 | -6.26 |
FXGT.com*1 | -23.1 | 7.1 | -16 |
FBS | -29.9 | 6.05 | -23.85 |
BigBoss | -30.59 | 18.96 | -11.63 |
HFM*2 | -34.97 | 0 | -34.97 |
IS6FX | -36.33 | 10.54 | -25.79 |
Exness(Raw口座以外)*3 | -37 | 0 | -37 |
Exness(Raw口座)*3 | -37.71 | 0 | -37.71 |
FxPro | -37.75 | 16.25 | -21.5 |
*2:プレミアム口座、プロ口座、ゼロ口座、セント口座はスワップフリー。詳細は不明だがポジションの保有期間が長いトレードスタイルだとスワップフリーでなくなる可能性がある。
*3:スワップフリーレベルが”優待スワップフリー”の場合はスワップフリー。詳細は不明だがポジションの保有期間が長いトレードスタイルだと”優待スワップフリー”でなくなる可能性がある。
買いスワップもプラスの業者はありませんでした。
そのため、ここでもスワップフリーの”XMTrading(KIWAMI極口座)”がトップになりました。
また2位に”FXTRADING.com”、3位に”FXGT.com”となっています。
売り買い均等~買い偏重の場合は、この3社を軸に考えるとよさそうです。
売りスワップ
最後は売りスワップの大きい順に10社を抽出しました。
取引が売りだけとか、あるいは売りに偏っている場合に取引コストが抑えられると考えられます。
業者(口座タイプ) | 買いスワップ | 売りスワップ | スワップの和 |
---|---|---|---|
XMTrading(KIWAMI極口座以外) | -49.63 | 19.67 | -29.96 |
BigBoss | -30.59 | 18.96 | -11.63 |
FXDD | -39.33 | 18.78 | -20.55 |
FxPro | -37.75 | 16.25 | -21.5 |
TitanFX | -38.66 | 15.38 | -23.28 |
TradersTrust | -48.86 | 13.73 | -35.13 |
AXIORY | -39.41 | 11.359 | -28.051 |
IS6FX | -36.33 | 10.54 | -25.79 |
FXTRADING.com | -13.76 | 7.5 | -6.26 |
FXGT.com*1 | -23.1 | 7.1 | -16 |
売りだけしか取引しないのなら”XMTrading(KIWAMI極口座以外)”でいいと思います。
ただ、”XMTrading(KIWAMI極口座以外)”は買いスワップがよくないので、買い取引もある程度するのなら”BigBoss”のほうがいいかもしれません。
それとOANDA証券は書き方が特殊で正確な値がわからなかったんですが、計算結果が間違っていなければ、いちばん売りスワップがいいことになります。(ほかと全然違うので計算を間違えているかもしれません)
業者(口座タイプ) | 買いスワップ | 売りスワップ | スワップの和 |
---|---|---|---|
OANDA証券 | -11.40% (-75.49*1) | 6.40% (42.38*1) | ー (-33.11) |
(計算式)
OANDA証券>商品CFD>ファイナンシングコスト より一部抜粋
取引数量(1ロット当たりの取引数量×ロット数) × 価格(NY時間17時) × 上記表の年利(%) ÷ 360 × 付与日数 × 対円為替レート
まとめ
僕がこの記事を書くきっかけになったアルゴリズムは買いと売りをほぼ均等に行います。(フォワードテストでは買いが 53.6%、売りが 46.4%)
なので、”XMTrading(KIWAMI極口座)”、”FXTRADING.com”、”FXGT.com”あたりがよさそうです。
ためしにフォワードテストをこの3つの業者でやっていたらスワップ費用はどうなっていたのか試算してみました。
業者(口座タイプ) | 買いスワップ | 売りスワップ | 合計 |
---|---|---|---|
XMTrading(KIWAMI極口座) | 0円 | 0円 | 0円 |
FXGT.com(PRO口座) | -4,5045円 | 8,520円 | -34,125円 |
FXGT.com(ECN口座) | -180,180円 | 34,080円 | -143,700円 |
FXTRADING.com | -970,080円 | 326,250円 | -643,830円 |
ポジション保有期間:0日(130回)、1日(99回)、2日(45回)、3日(34回)、4日(30回)、5日(17回)、6日(16回)、7日(10回)、8日(1回)、9日(3回)、11日(1回)、12日(2回)、13日(1回)、15日(1回)
取引量:1ロット
1ドル150円換算
やっぱりスワップフリーの効果は大きいということがあらためてわかりました。
いま”XMTrading(KIWAMI極口座)”のデモ口座でフォワードテストを実施中なんですが、”FXGT.com(PRO口座)”でやることも考えてみようと思います。
それと話は変わるんですが、もうひとつ今回の調査でわかったことがあります。
それは国内FXで XAUUSD(GOLD)を取り扱っている業者があまりないことです。
海外FXからはじめて、資金がたまったら国内FXへ移ろうと漠然と考えていたんですが、ちょっと不安になってきました。