さくらインターネットのVPSスペック

FXの自動売買を行う前提で、さくらインターネットが提供しているVPSサービスについて調査しました。

無料で試せる2週間のお試し期間が魅力の国内業者です。
価格的には『格安なVPSを探してみた』で比較した業者の中では平均か、ちょっと高いくらいです。

提供プラン

さくらインターネットのVPSはLinux系のOSも選択できますが、今回はMT4／MT5／cTraderを動作させることが簡単なWindows系のOSを選択できるプランを取り上げます。

また、自動売買を行うのに「リモートデスクトップ（RDS SAL）（月額1,320円）」が、VPSに接続するユーザーの数だけ必要になります。
だいたいの人は1人だと思うので、以下のプランの価格には1人分のライセンス料金を含ませています。

プラン名	W1G	W2G	W4G	W8G	W16G	W32G
仮想CPU数	2	3	4	6	8	10
メモリ容量	1GB	2GB	4GB	8GB	16GB	32GB
ストレージ容量	SSD 50GB	SSD 100GB	SSD 200GB	SSD 400GB	SSD 800GB	SSD 1600GB
回線速度	100Mbps共有
転送量	無制限
OS	Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition
初期費用	無料
*1か月^1**	2,640円	3,740円	6,215円	11,110円	20,185円	39,710円
*12か月^1**	30,360円 ↓4.17%	42,460円 ↓5.39%	69,685円 ↓6.56%	123,530円 ↓7.34%	223,355円 ↓7.79%	438,130円 ↓8.06%

*1：1人分のRDS SAL（リモートデスクトップを使用するためのライセンス）の料金（1,320円/月）を含んだ価格。

3か月

大阪、石狩

クレジットカード（VISA、Mastercard、JCB、AmericanExpress、DinersClub）
銀行振込
請求書払い
自動口座振替

運営会社：さくらインターネット株式会社
所在：大阪
設立：1999年

X（エックス）で検索したところ、安定しているという評価が何件かありました。
低い評価は見つけられませんでした。

・2週間のお試し期間あり
条件や制約がありますが、無料で2週間試すことができます。
なお、お試し期間が終了すると自動的に本サービスに移行します。
継続したくない場合は、お試し期間中にキャンセルする必要があります。

条件＆制約

いいところ

いまいちなところ

国内業者には最低利用期間があるところが多いんですが、さくらにも3か月の最低利用期間があります。
ただ、条件や制約はあるものの2週間の無料試用期間があるので、その期間によく確認してから契約すればあまり問題にはならないかと思います。

価格的には『格安なVPSを探してみた』で比較した業者の中では平均か、それよりちょっと高いぐらいです。
「安定している」という評価もあったので、格安なところより高性能なサーバーを使用しているのかもしれません。

さくらのVPS for Windows Server（W4G、大阪）プランを試してみました

CPU性能が高い
同時期に比較した業者の中では高いほうでした。
実際に7個のMT4／MT5を動作させても、かなり余裕がありました。
メモリ使用量はやや多い
他の業者に比べてVPSを起動した直後のメモリの使用量が若干多かったです。
そのぶん、MT4／MT5を1週間稼働しつづけたときの使用量も多かったです。
ストレージ性能の制限はきつめかも
各社とも連続負荷に対して制限をかけていそうなので判断が難しいところですが、シーケンシャルリード・ライト性能が低かったです。
でも、体感に影響するランダムリード性能は高いし、どのみち自動売買をする上ではあまり性能を必要としないので気にする必要はないと思います。
実際に7個のMT4／MT5を動作させても、もたつきは感じませんでした。
通信品質もいい
通信がブツブツ途切れることもなく安定していました。