FXの自動売買を行う前提で、WebARENAが提供しているVPSサービスについて調査しました。
“WebARENA Indigo for Windows Server”プランは「格安」とまでは言えないまでも、国内業者の中では安いほうだと思います。
また、同プランは時間課金で使えるので、低コストでお試しすることもできます。
提供プラン
WebARENAのVPSにはLinux系のOSが選択できるプランもありますが、今回はMT4/MT5/cTraderを動作させることが簡単なWindows系のOSを選択できるプランのみを取り上げます。
また、自動売買を行うのに「Microsoft リモートデスクトップ(RDS)SAL(月額1,050円)」が、VPSに接続するユーザーの数だけ必要になります。
だいたいの人は1人だと思うので、以下のプランの価格には1人分のライセンス料金を含ませています。
WebARENA Indigo for Windows Server
時間課金なのが特徴です。
ただ、FXの自動売買を行う場合には1か月の上限金額に到達すると思うので、下表では上限金額を記載しています。
プラン名 | ー | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
仮想CPU数 | 2 | 3 | 4 | 6 | 8 | 10 |
メモリ容量 | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
ストレージ容量 | SSD 50GB | SSD 100GB | SSD 200GB | SSD 400GB | SSD 800GB | SSD 1600GB |
回線速度 | 100Mbps上限 | 500Mbps上限 | 1Gbps上限 | |||
転送量*1 | 20GB | 40GB | 80GB | 160GB | 記載なし | |
OS | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition | |||||
初期費用 | 無料 | |||||
1か月*2*3 | 1,952円 | 2,790円 | 4,460円 | 7,890円 | 14,740円 | 28,440円 |
*2:1人分のRDS SAL(リモートデスクトップを使用するためのライセンス)の料金(1,050円/月)を含んだ価格。
*3:時間課金だが、自動売買を行う場合には上限金額に達する可能性が高いので、上限金額を記載。
WebARENA IndigoPro
“Indigo”プランと同様に時間課金なのが特徴です。
FXの自動売買を行う場合には1か月の上限金額に到達すると思うので、下表では上限金額を記載しています。
あと、ストレージを有料で追加することができますが、標準ディスクと高速ディスクというのがあったり、それらを組み合わせられたりで説明が大変なのと、たぶん100GBもあれば追加することはあまりないと思うので詳細は省略します。
プラン名 | 標準 | ||||
---|---|---|---|---|---|
仮想CPU数 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 |
メモリ容量 | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
ストレージ容量 | 100GB | ||||
回線速度 | 10Gbps上限 | ||||
転送量*1 | 6TB/月(200GB/日) | ||||
OS | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition Windows Server 2016 Datacenter Edition | ||||
初期費用 | 無料 | ||||
1か月*2*3 | 8,550円 | 14,250円 | 27,950円 | 54,250円 | 106,750円 |
プラン名 | ハイメモリ | ||||
---|---|---|---|---|---|
仮想CPU数 | 2 | 4 | 8 | 16 | 16 |
メモリ容量 | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | 128GB |
ストレージ容量 | 100GB | ||||
回線速度 | 10Gbps上限 | ||||
転送量*1 | 6TB/月(200GB/日) | ||||
OS | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition Windows Server 2016 Datacenter Edition | ||||
初期費用 | 無料 | ||||
1か月*2*3 | 10,450円 | 19,750円 | 37,350円 | 72,150円 | 107,750円 |
*2:1人分のRDS SAL(リモートデスクトップを使用するためのライセンス)の料金(1,050円/月)を含んだ価格。
*3:時間課金だが、自動売買を行う場合には上限金額に達する可能性が高いので、上限金額を記載。
SuitePRO V4
ストレージを有料で追加することができますが、標準ディスクと高速ディスクというのがあったり、それらを組み合わせられたりで説明が大変なのと、たぶん100GBもあれば追加することはあまりないと思うので詳細は省略します。
プラン名 | 2G | 4G | 8G | 16G | 32G |
---|---|---|---|---|---|
仮想CPU数 | 2 | 4 | 4 | 8 | 8 |
メモリ容量 | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
ストレージ容量*1 | 100GB | ||||
回線速度 | 10Gbps共用 | ||||
転送量 | 記載なし | ||||
OS | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition Windows Server 2016 Datacenter Edition Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition Windows Server 2008 R2 Datacenter Edition | ||||
初期費用*1 | 11,000円 | ||||
1か月*2*3*4 | 選択不可*5 | 11,450円 | 15,450円 | 27,450円 | 38,450円 |
*2:1人分のRDS SAL(リモートデスクトップを使用するためのライセンス)の料金(1,050円/月)を含んだ価格。
*3:メールサポートつきの場合は+4,000円/月。
*4:バックアップありの場合は+1,100円/月。(ストレージ追加なしの場合。ストレージ容量で料金が変わる)
*5:メールサポートつきでないと選択不可。メールサポートつきの料金は11,850円。
最低利用期間
なし
サーバー設置場所
- WebARENA Indigo for Windows Server
東京 - WebARENA IndigoPro、SuitePRO V4
東京、大阪
支払方法
- WebARENA Indigo for Windows Server
クレジットカード(VISA、MasterCard、アメックス、JCB、ダイナースクラブ、ディスカバーカード)※デビットカードは不可 - WebARENA IndigoPro
クレジットカード(VISA、MasterCard、アメックス、JCB、ダイナースクラブ、ディスカバーカード)※デビットカードは不可
請求書 - SuitePRO V4
クレジットカード/デビットカード(ブランドの記載なし)
請求書
口座振替
運営会社情報
運営会社:株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ
所在:東京都
設立:1985年
評判
X(エックス)で検索しましたが評判といえるほどのものはありませんでした。
その他の特徴
・サービス品質保証制度(SLA)あり(“IndigoPro”、“SuitePRO V4”のみ)
・“IndigoPro”
月間累計故障時間が30分以上の場合に月額料金が減額されます。
(具体的な数字は記載なし)
・“SuitePRO V4”
サーバー稼働率が100%を下回る場合に月額料金が減額されます。
サーバー稼働率 | 金額 |
---|---|
99.99%~100%未満 | 月額基本料金の5% |
99.90%~99.99%未満 | 月額基本料金の10% |
97.99%~99.90%未満 | 月額基本料金の25% |
90.00%~97.99%未満 | 月額基本料金の50% |
90.0%未満 | 月額基本料金の100% |
・20日間の無料お試しサービスあり(“SuitePRO V4”のみ)
“SuitePRO V4”の“4G”プランを20日間、無料で試すことができます。
期間終了後はサーバーが停止します。(自動的に本契約に移行することはありません)
まとめ
『格安なVPSを探してみた 』で比較したプランの中でいうと、“Indigo”プランは「格安というほどではないけどまあまあ安い」、“IndigoPro”プランは「高め」、“SuitePRO V4”プランはさらに「高い」という感じです。
“IndigoPro”、“SuitePRO V4”プランにはサービス品質保証制度(SLA)があるし、回線速度や転送量にも差がつけられているので、「高くても納得!」と感じるかどうかだと思います。
あと、どのプランにも共通して言えるのは、長期契約による割引がないので長い目で見ると割高に感じます。
“SuitePRO V4”プランには20日間の無料試用期間があるので、お試しはしやすいと思います。
また、“Indigo”、“IndigoPro”プランは時間課金で利用できるので、低コストでお試しすることができます。
総じてお試しのしやすい業者だと思います。