先日、スワップフリーサービスについて調べた 結果、サービスとしてはXMTradingのKIWAMI極口座が使いやすそうだと感じました。
そこで、今回はKIWAMI極口座のそのほかのスペックについて深掘りしたいと思います。
なお、ゼロカット保証の有無などのXMTradingの各口座タイプで共通のスペックについては↓の記事をご覧ください。
スペック一覧
初回入金額 | 5ドル |
最大レバレッジ*1 | FX、貴金属:1,000倍 エネルギー:200倍 コモディティ:50倍 株式:20倍 株価指数:500倍 |
手数料 | 無料 |
スプレッド | 0.6pips~ |
ロスカット水準 | 20% |
ロットサイズ | 100,000通貨 |
最小取引量 | 0.01ロット |
最大ロット数 | 50ロット |
最大保有ポジション | 200ポジション |
取り扱い銘柄 | FX:55 貴金属:5*2 エネルギー:8*3 コモディティ:8 株式:1311*4 株価指数:31*5 |
両建て | 可(同一口座内のみ) |
スキャルピング | 可 |
ストップレベル | 0pips |
プラットフォーム | MT4、MT5 |
スワップ手数料 | 一部銘柄*6が無料 |
ボーナス | ¥13000の取引ボーナス:○ 入金ボーナス:× ロイヤルティプログラム:× |
*2:MT5の場合。MT4は2銘柄。
*3:MT5の場合。MT4は5銘柄。
*4:MT5のみ。
*5:MT5の場合。MT4は24銘柄。
*6:AUDCAD、AUDCHF、AUDJPY、AUDNZD、AUDUSD、CADCHF、CADJPY、CHFJPY、EURAUD、EURCAD、EURCHF、EURGBP、EURJPY、EURNZD、EURUSD、GBPAUD、GBPCAD、GBPCHF、GBPJPY、GBPNZD、GBPUSD、NZDCAD、NZDCHF、NZDJPY、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY、GOLD、SILVER、XAUEUR、XPDUSD、XPTUSD
口座開設しやすいか?
初回入金額が5ドルと少額ですむのでハードルは低いと思います。
初回入金額を設定していないところも結構ありますけど、これぐらいだったらどのみち入金するんじゃないでしょうか。
取引しやすいか?
取引コスト(スプレッド+手数料)
USDJPY(ドル円)とXAUUSD(GOLD)について人気のありそうな3つのFX業者で比較してみました。
スプレッドについては公式サイトのライブスプレッドを参照しました。
各業者ごとに得意な銘柄や時間帯があるかもしれないので断定できませんが、まずまずだと思います。
XMTradingというとスプレッドが広めという印象があったんですが、KIWAMI極口座に関してはそんなことはないようです。
FX業者(口座タイプ) | 手数料 | スプレッド*1 | キャッシュバック*2 | 実質コスト |
---|---|---|---|---|
XTrading(KIWAMI極口座) | なし | 1.3pips | 往復2.7ドル/ロット | 1.03pips |
XTrading(Standard口座) | なし | 2.4pips | 往復9ドル/ロット | 1.5pips |
XMTrading(Zero口座) | 往復10ドル/10万ドル | 0.5pips*3 | 往復4.5ドル/ロット | 1.05pips |
AXIORY(スタンダード口座 MT4) | なし | 1.4pips | 往復4.5ドル/ロット | 0.95pips |
AXIORY(ナノ口座/テラ口座 MT4) | 往復6ドル/ロット | 0.4pips | 往復1.8ドル/ロット | 0.82pips |
TitanFX(Zeroスタンダード口座) | なし | 1.0pips | 往復0.5pips | 0.5pips |
TitanFX(Zeroブレード口座) | 往復720円/ロット | 0.0pips | 往復180円/ロット | 0.54pips |
*2:キャッシュバックサイト8社のうち一番キャッシュバック額が多いもの。
*3:ライブスプレッド値がなかったので公式サイトの各口座の平均スプレッドの差から推測した値。
FX業者(口座タイプ) | 手数料 | スプレッド*1 | キャッシュバック*2 | 実質コスト |
---|---|---|---|---|
XTrading(KIWAMI極口座) | なし | 2.2pips | 往復5.4ドル/ロット | 1.66pips |
XTrading(Standard口座) | なし | 3.7pips | 往復13.5ドル/ロット | 2.35pips |
XMTrading(Zero口座) | 往復10ドル/10万ドル | 2.9pips*3 | 往復13.5ドル/ロット | 2.55pips |
AXIORY(スタンダード口座 MT4) | なし | 3.8pips | 往復0.45pips | 3.35pips |
AXIORY(ナノ口座/テラ口座 MT4) | 往復6ドル/ロット | 1.8pips | 往復0.18pips | 2.22pips |
TitanFX(Zeroスタンダード口座) | なし | 1.0pips | 往復0.1pips | 0.9pips |
TitanFX(Zeroブレード口座) | 往復72円/ロット | 0.9pips | 往復47円/ロット | 0.875pips |
*2:キャッシュバックサイト8社のうち一番キャッシュバック額が多いもの。
*3:ライブスプレッド値がなかったので公式サイトの各口座の平均スプレッドの差から推測した値。
取引コスト(スワップ手数料)
スワップ手数料についても同じく3つのFX業者で比較してみました。
手数料は公式サイトで確認しました。
選んだ銘柄については、どの業者もロングスワップのマイナスがかなり大きいので、売り買いを均等に行うならKIWAMI極口座が有利になります。
ほかの銘柄もざっと見た感じではプラススワップのほうが大きいものはなかったので、プラススワップのほうしか売買しないとか、最初からスワップ狙いでプラススワップのポジションを持ち続けるとかしないならスワップフリーのほうがいいと思います。
FX業者 | ロングスワップ | ショートスワップ |
---|---|---|
XMTrading(KIWAMI極口座) | 0 | 0 |
XMTrading(上記以外) | 10.93ポイント | -35.87ポイント |
AXIORY | 8.388ポイント | -26.46ポイント |
TitanFX | 1161円/ロット (=11.61ポイント) | -2668円/ロット (=-26.68ポイント) |
FX業者 | ロングスワップ | ショートスワップ |
---|---|---|
XMTrading(KIWAMI極口座) | 0 | 0 |
XMTrading(上記以外) | -41.14ポイント | 18.48ポイント |
AXIORY | -33.509ポイント | 9.21ポイント |
TitanFX | -4975円/ロット (≒-33.17ポイント*1) | 1897円/ロット (≒12.65ポイント*1) |
取引コスト(トータル)
TitanFXのスプレッドが思ったよりも狭かったので、トータルするとKIWAMI極口座とどっちが低コストなんだろうということが気になりました。
そこで僕のEAのフォワードテストのデータを使って計算してみました。
試算に使うフォワードテストの内容
銘柄:XAUUSD(GOLD)
ロット数:0.1ロット固定
取引回数:390回
ポジション保有期間:470日(ロング)、290日(ショート)
XMTrading(KIWAMI極口座)のトータルコスト
スプレッド + 手数料 = (1.66pips × 390回) × 150円*1 = 97,110円
スワップ手数料 = 0円
合計 97,110円
1ドル ≒ 150円
1pip = 0.1ドル = 15円
ロットサイズ:100オンス
ピップ値(0.1ロット) = 15円 × 100オンス × 0.1ロット = 150円
TitanFX(Zeroスタンダード口座)のトータルコスト
スプレッド + 手数料 = (0.9pips × 390回) × 150円 = 52,650円
スワップ手数料 = ((-4,975円 * 470日) + (1,897円 * 290回)) × 0.1ロット = -178,812円
合計 231,462円
比較結果
計算上はKIWAMI極口座がTitanFXの半分以下のコストでした。
条件によって結果は変わってくるでしょうけど、このEAとの相性はいいようです。
ボーナス
¥13000の取引ボーナス
XMTradingの最初のリアル口座を開設したときに¥13000相当のクレジットが付与されるボーナスです。
ボーナスを使ったトレードの利益は出金できますがボーナス自体は出金できません。
また、ボーナスを使ったトレードの利益を出金すると利益と出金額の割合に応じてボーナスも消失します。
KIWAMI極口座もボーナスの対象ですが、キャッシュバックサイト(IB)を経由して開設した場合は対象外になります。
とはいっても、長くトレードをするつもりなら継続的にキャッシュバックをもらうほうがお得だと思います。
入金ボーナス
入金額に応じて最大10,500ドル相当のクレジットが付与されるボーナスです。
ボーナスを使ったトレードの利益は出金できますがボーナス自体は出金できません。
また、出金を行うと出金可能額(入金額+利益)と出金額の割合に応じてボーナスも消失します。
ただし、KIWAMI極口座はボーナスの対象外です。
XMTradingのほかの口座タイプとの比較という点ではウィークポイントだと思います。
ロイヤルティプログラム
取引量に応じてXMTradingポイントがもらえるプログラムです。
ポイントはボーナスに変換することができます。
変換したボーナスを使ったトレードの利益は出金できますがボーナス自体は出金できません。
また、出金を行うと出金可能額(入金額+利益)と出金額の割合に応じてボーナスも消失します。
ただし、KIWAMI極口座はボーナスの対象外です。
これもXMTradingのほかの口座タイプとの比較という点ではウィークポイントだと思います。
そのほかのスペック
最大レバレッジ、ロスカット水準、ロットサイズ、最小取引量、最大ロット数、最大保有ポジションについては、まあどこでもこんなもんじゃないでしょうか?
特筆するようなことはないと思います。
まとめ
KIWAMI極口座の印象を簡単にいうと『TitanFXとかAXIORYのスタンダード口座(ただし一部銘柄がスワップフリー)』という感じです。
極論すると”スワップフリー”に魅力を感じるかどうかだと思います。
もし魅力を感じないのであれば、ほかの業者の”スタンダード口座”でもいいし、もちろんXMTradingの別の口座タイプでもいいと思います。
僕自身はというと、僕のEAとの相性もよさそうなので”スワップフリー”には魅力を感じます。
ということで、早速デモ口座を開設してフォワードテストしてみることにしました。
[ 追記 ]
デモ口座を開設しようとしたらプラットフォームや口座タイプの選択がなくて戸惑いました。
とりあえずそのまま開設した後に会員ページで確認するとMT5のスタンダード口座になっていました。
仕方がないので会員ページから追加口座でKIWAMI極口座を開設しました。なぜかプラットフォームはMT4だけでした。リアル口座もMT4だけなのかな?
→しばらくしてから確認したらMT5でも開設できるようになっていました。
[ さらに追記 ]
半年ほどフォワードテストしてみました。
取引回数が思ったより少なくて断定はできませんがスワップフリーの効果はありそうです。