MT4、MT5を使って自動売買ができる海外FX業者のExnessのスペックを調べました。
口座タイプ
口座名 | スタンダード | スタンダードセント | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
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初回入金額 | 150ドル | 1,000ドル | |||
最大レバレッジ | FXメジャー/マイナー:2,000倍*1*2 FXエキゾチック:200倍*3 貴金属(ゴールド/シルバー):2,000倍*1*4 貴金属(上記以外):100倍*5 エネルギー:200倍*6 株式:20倍 株価指数:200倍*7 仮想通貨:400倍*8 | ||||
手数料 | 無料 | 往復0~7ドル | 往復0.1~1200ドル | 無料 | |
ロスカット水準 | 0%*9 | ||||
ロットサイズ | 100,000通貨 | 100,000セント (1,000ドル) | 100,000通貨 | ||
最小取引量 | 0.01ロット | ||||
最大ロット数 | 200 (7:00 – 20:59 GMT+0) 60*10 (21:00 – 6:59 GMT+0) | 200ロット | 200 (7:00 – 20:59 GMT+0) 60*10 (21:00 – 6:59 GMT+0) | ||
最大保有ポジション | 制限なし | 1000ポジション | 制限なし | ||
取り扱い銘柄 | FX:96 貴金属:15 エネルギー:3 株式:93 株価指数:10 仮想通貨:10 | FX:34 貴金属:2 | FX:96 貴金属:15 エネルギー:3 株式:93 株価指数:10 仮想通貨:10 | ||
両建て | 可 | ||||
スキャルピング | 記載なし | ||||
ストップレベル | 0pips*11 | ||||
プラットフォーム | MT5、MT4 | MT4 | MT5、MT4 | ||
その他 | ー | 円口座なし | ー | ー | ー |
*2:重要なニュース発表中は影響を受ける金融商品のすべての新規ポジションのレバレッジが200倍に制限されます。また、金曜日の18:00 GMT(外国為替市場が閉まる3時間前)から日曜日の22:00 GMT(市場が開いてから1時間後)までも200倍になります。
*3:AUDSEK、GBPILS、GBPMXN、GBPPLN、GBPSEK、MXNJPY、NZDDKK、NZDMXN、USDILSは100倍、USDMXNは50倍。
*4:重要なニュース発表中はすべての新規ポジションのレバレッジが金ペアは200倍、銀ペアは100倍に制限されます。
*5:ニッケル(XNI)は50倍。
*6:XNGUSD(天然ガス)は20倍。また、USOILは金曜日の15:45 (GMT+0) から日曜日の21:59 (GMT+0) まで、UKOILは金曜日の07:00 (GMT+0) から日曜日の23:30 (GMT+0) まで20倍。
*7:US30、US500、USTECは400倍。
*8:BTCZAR、LTCUSDは200倍。
*9:日中の株式市場休憩時間中は100%に変更となります。
*10:暗号通貨および指数、UKOIL、USOIL、XNGUSD、XAUUSD、XAGUSD、XAGAUD、XAGGBP、XAGEUR、XPDUSD、XPTUSD、XALUSD、XCUUSD、XZNUSD、XPBUSDは20ロット。XNIUSD は10ロット。
*11:特定の高頻度取引戦略、またはエキスパートアドバイザー(EA)を使用する場合は変動することがあります。
入出金
ヘルプセンターからの情報によるとクレジットカード(VISA、MasterCard)、Sticpayなどの利用が可能なようですが、詳細は不明です。(“現地の決済方法”というのもあったので国内銀行送金もあるかもしれません)
アカウントを作成すればパーソナルエリアから確認できるようですが、一部は口座の認証(本人確認など)がすべて終わらないと確認できないようです。
入金
入金方法 | BinancePay | Bitwallet | Bitcoin | Bank Card*1 | オフライン 銀行振込 | オフライン 銀行振込#2 | オフライン 銀行振込#3 | Perfect Money | SticPay | USD Coin | Tether |
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最小入金額 | 10ドル | 50ドル | 10ドル | 80ドル | 50ドル | 10ドル | |||||
最大入金額 | 15,000ドル | 22,000ドル | 10,000,000ドル | 10,000ドル | 3,000ドル | 25,500ドル | 6,500ドル | 100,000ドル | 10,000ドル | 10,000,000ドル | |
手数料 | 無料 | 無料*2 | 無料 | 1.99% | 無料*3 | 無料*4 | |||||
口座反映時間 | 30分以内 | 24時間以内 | 30分以内 | 3時間以内 | 12時間以内 | 30分以内 | 24時間以内 |
*2:マイニング手数料は負担する必要あり。
*3:Sticpayのサービスには手数料がかかる場合あり。
*4:ブロックチェーン手数料は負担する必要あり。
出金
出金方法 | BinancePay | Bitwallet | Bitcoin | オフライン 銀行振込 | Perfect Money | SticPay | USD Coin | Tether |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最小出金額 | 1ドル | 50ドル | 210ドル | 2ドル | 1ドル | ERC20:100ドル TRC20:10ドル | ||
最大出金額 | 15,000ドル | 22,000ドル | 10,000,000ドル | 25,000ドル | 100,000ドル | 10,000ドル | 10,000,000ドル | |
手数料 | 無料 | 無料*1 | 無料 | 1回当たり0.5% | 無料*2 | 無料 | ||
着金日数 | 30分以内 | 24時間以内 | 最大5日 | 24時間以内 |
*2:Sticpay側で手数料がかかる場合あり。
ライセンス
セーシェル FSA(Financial Services Authority Seychelles)
番号:SD025
社名:Exness (SC) Ltd
キュラソー、シント・マールテン CBCS(Centrale Bank Curacao & Sint Maarten)
番号:0003LSI
社名:Exness B.V.
ヴァージン諸島 FSC(British Virgin Islands Financial Services Commission)
番号:SIBA/L/20/1133
社名:Exness (VG) Ltd
日本人向けの口座を運営しているのが上記のどの会社なのかは不明です。
あるいは選択できるのかもしれません。
資金管理
分別管理
預託先:multiple tier-1 banks(複数のTier1銀行)
ゼロカット保証
あり
営業年数
2008年 設立
サーバー設置場所
アムステルダム、香港、シンガポール、マイアミ、ヨハネスブルグ
どのサーバーが割り当てられるかは分からないようです。
デモ口座
口座の有無 | あり*1 |
有効期限 | MT4:最終ログインから180日 MT5:最終ログインから7日~21日 |
VPS
Exness VPSの名称でサービスを提供しています。
第三者によって運営されていることの記載はありますが、業者名は公表されていません。
下記の条件を満たすと無料で利用できます。
- 申し込み条件
口座残高と取引量が基準を満たす(基準はパーソナルエリアで確認) - 継続利用条件
- 30日間、90日間、180日間のいずれかにおいて、特定の取引量(または同等の通貨/資産)を満たす(基準はパーソナルエリアで確認)
- VPSにアクセスしてから5日以内に作成した口座へVPSからログインしてトレードする
- 少なくとも30日毎に1回VPSにログインしトレードする
継続利用条件を満たさない場合、VPSは停止されます。
この際、データは消去され回復することはできません。
スペックはCPU2コア、RAM2GB、ストレージ50GB、Windows server 2019です。
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キャッシュバック
キャッシュバックサイト | スタンダード | スタンダードセント | スタンダードプラス | ロースプレッド | プロ | ゼロ |
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[PR] TariTali | スプレッドの40.0% | スプレッドの40.0% | 0.22USD〜1,702.2USD | 0.00USD〜191.50USD | スプレッドの25.0% | 0.00USD〜191.50USD |
[PR] RoyalCashBack | スプレッドの40% | スプレッドの40% | 記載なし | 0.09USD〜27.62USD | スプレッドの25% | 0.09USD〜27.62USD |
[PR] FinalCashBack | 取り扱いなし | |||||
[PR] CASHBACK-Victory | 取り扱いなし | |||||
CBFX | スプレッドの20% | スプレッドの20% | 記載なし | 最高$100 | 記載なし | 最高$100 |
Premium Trading | スプレッドの32% | スプレッドの32% | $7.2~$48 | $1.6~$16 | スプレッドの20% | $1.6~$16 |
[PR] マネチャ | スプレッドの40% | スプレッドの40% | 0.19USD〜1500USD | 0.09USD〜27.66USD | スプレッドの25% | 0.09USD〜27.66USD |
[PR] 海外FXふぁんくらぶ | スプレッドの36% | スプレッドの36% | 0.19〜1350ドル | 0.1〜180.0ドル | スプレッドの22.5% | 0.09〜180.0ドル |
以下は取引口座へ直接キャッシュバックする場合。
キャッシュバックサイト | スタンダード | スタンダードセント | スタンダードプラス | ロースプレッド | プロ | ゼロ |
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[PR] TariTali | スプレッドの40% | スプレッドの40% | 0.19USD〜1,500USD | 0.1USD〜200USD | スプレッドの25% | 0.1USD〜200USD |
[PR] RoyalCashBack | 記載なし | 0.10USD〜32.5USD | 記載なし | 0.10USD〜32.5USD | ||
[PR] FinalCashBack | 取り扱いなし | |||||
[PR] CASHBACK-Victory | 取り扱いなし | |||||
CBFX*1 | 記載なし | |||||
Premium Trading | 記載なし | |||||
[PR] マネチャ | 記載なし | |||||
[PR] 海外FXふぁんくらぶ | 記載なし |
その他の特徴
・スワップフリー
優待スワップフリーとスタンダードスワップフリーの2つのレベルがあり、優待スワップフリーは以下の銘柄がスワップフリーとなります。
- FX通貨ペア
AUDUSD、EURUSD、GBPUSD、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY、AUDCHF、AUDJPY、AUDNZD、EURAUD、EURCAD、EURCHF、EURGBP、EURJPY、EURNZD、GBPCHF、GBPJPY、GBPNZD、NZDCAD、NZDJPY、USDTHB - メタル
XAUUSD - エネルギー
USOIL - 株価指数
AUS200、DE30、FR40、HK50、JP225、STOXX50、UK100、US30、US500、USTEC - 仮想通貨
BTCAUD、BTCCNH、BTCJPY、BTCTHB、BTCUSD、BTCXAG、BTCXAU、BTCZAR、ETHUSD、LTCUSD
また、スタンダードスワップフリーでスワップフリーになる銘柄はつぎのとおり。
- 仮想通貨
ETHUSD、LTCUSD
以下の記載からすると、ポジションの保有期間が長いトレードスタイルだとスタンダードスワップフリーになると考えられます。
どの程度かについては具体的なことが記載されていないのでわかりません。
スワップフリーレベルの切り替え
スワップフリーレベルは、取引アクティビティによって決まります。 デフォルトによって、優待スワップフリーから開始します。 取引時間中にはトレードをほとんど行わず、大量のポジションを翌営業日まで持ち越している場合は、スタンダードスワップフリーに移動になる可能性があります。
Exnessヘルプセンター > 取引 > 状況 > スワップフリー口座 より一部抜粋
・口座のアーカイブ(休眠)
一定期間非稼働の口座はアーカイブされます。
アーカイブされた口座に残っている資金はそのままですが、取引することはできません。
取引するには手動で再有効化する必要があります。
- MT4
90日間取引なし、かつ残高が10ドル未満 - MT5
3日間取引なし、かつ残高が0.01ドル未満
14日間取引なし、かつ残高が1ドル未満
30日間取引なし、かつ残高が10ドル未満
・ストップアウト保護
ストップアウト(強制ストップロス)の発動を遅らせる機能で、場合によってはストップアウトを回避できます。
ただし、利用可能かどうかは取引状況などからExness側が判断します。
具体的な内容は記載されていませんが、この機能に依存したような取引は無効になる可能性があるようです。
・The Financial Commissionに加盟
Exnessとの間に問題があったときにThe Financial Commissionへ苦情をあげると、同Commissionから最大2万ユーロが補償される可能性があります。
ただし、破産に対しては補償されない点には注意が必要です。
また、懸念点として、The Financial Commissionのサイト にExness (SC) Ltdの証明書がありませんでした。(Exness B.V.とExness (VG) Ltdの証明書はありました)
「Exness」という社名っぽくない証明書もあったので、もしかしたらそちらに含まれるのかもしれませんが、Exness (SC) Ltdは加盟していない可能性があります。
まとめ
無料でVPSを利用する手段があるのはいいんですが、条件の詳細が不明なので利用しやすいかどうかはわかりません。
スワップフリーについてもありがたい話なんですが、優待スワップフリーからスタンダードスワップフリーに切り替わる条件がよくわからないので、これ目当てでExnessを選ぶほどではないかと思います。
スワップフリーについては他の業者のほうが利用しやすいかもしれません。
The Financial Commissionに加盟しているのもいいことなんですが、Exness (SC) Ltdの証明書を確認することができなかったのは気になります。(日本居住者を受け持つのがExness (SC) Ltdかは分かりませんが)
以上については「“いいところ”なのか“いまいちなところ”なのかどっちなんだよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「ちょっと気になるところもありますよ」という感じで、基本的には“いいところ”だと思っています。
じゃあ、文句なしで“いいところ”はどこかというと、所有しているライセンスや運営歴の長さなどからくる信頼性/安全性の高さかなと思います。
“いまいちなところ”として日本語サイトがないことをあげていますが、なぜかヘルプセンターは日本語に対応しています。
以前はサイトも日本語に対応していたので、そのなごりかもしれません。